文化団体活動助成

わがまちの三世代を越えて心をつなぐ音楽活動-中央区第九記念合唱団の活動を通して-

団体名 NPO法人中央区第九記念合唱団
概要 ベートーヴェン作曲・交響曲第9番の年末演奏会は、日本人により歌舞伎座で初演(昭和13年)された。その歴史を踏まえ、区民参加により歌舞伎座での再公演等を目的に、平成19年に本合唱団が設立された。その後同年12月には晴海トリトンスクエアで、翌年4月には歌舞伎座公演を挙行し、以降区内在住・在勤者等による三世代参加型の合唱団として、毎年晴海トリトンスクエア等で公演(無料)を開催している。
現在、合唱団創設10周年を記念して制作したオリジナル組曲「-中央区賛歌-うたのふるさと・わがまち」等の記念公演(平成30年3月25日築地本願寺本堂で開催予定)に向けて準備を進めている。
今後は、この組曲を区立学校への出前コンサート等で発表するなど、周知に努め、中央区への理解・愛着心を深める活動に取り組む予定である。
実施時期 (1)中央区第九の会―トリトンスクエア公演―:平成30年12月中旬
(2)出前コンサート:平成30年7月中旬
実施場所 (1)晴海アイランドトリトンスクエア内 (2)区内小中学校

(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。

総合評価

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評価

目的 「暮れの第九発祥の地」といわれる中央区で三世代参加型の合唱団として、三世代が心をつなぎ広げながら取り組むことを通して中央区の音楽的財産となることを目指す。
内容

ベートーヴェン作曲・交響曲第9番の公演等を目的に平成19年に設立。

同年12月に晴海トリトンスクエアで、翌年4月には「暮れの第九発祥の地」といわれる歌舞伎座で公演し、その後10年にわたり毎年暮れに、区内在住・在勤者等による三世代参加型の合唱団として公演(無料)を続けている。これまで三世代を越えた区民等が相互交流を図りながら、音楽力の強化と人材育成にも努めている。

実施日及び会場等

〈主な事業〉

(1) 東京国際合唱コンクールin HARUMIにおける歓迎演奏

      平成30年 7月27日(金) 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア内)

      出演者 合唱団65名

(2) 中央区立中央小学校開校25周年記念コンサート

      平成30年11月17日(土) 中央小学校  出演者 合唱団62名

(3) 2018トリトンスクエア公演  平成30年12月15日(土)

      晴海トリトンスクエア 2階グランドロビー 特設会場

     ・月島第一小合唱団、佃中有志合唱団による合唱(児童63名、生徒35名)

     ・中央区第九記念合唱団による合唱(94名)

     ・中央区交響楽団の伴奏による「第九」の合唱(交響楽団60名)

      観客数 約600名

事業経費 ¥2,214,048(補助金:¥400,000)

審査会の評価

・「暮れの第九発祥の地」といわれる中央区で、小中学校の児童・生徒の参加を得て、三世代参加型の合唱団として中央区交響楽団と   一緒に公演した。地域にゆかりのある「第九」を使って区民等が気軽に合唱の楽しさや素晴らしさを体感できる機会を幅広く提供し   たことで、地域の芸術文化を広げ高めていく上で効果があった。

・三世代を越えた区民等が相互交流を図りながら、地元の学校とも一体となって合唱を作り上げていく取組は評価できるものであり、音楽を通じての文化振興と地域コミュニティの形成に寄与している。

・三世代参加型の合唱団としての活動のさらなる充実に向けて、今後、定期コンサートをはじめ小中学校等への出前コンサートなどさまざまな機会を通じて広く普及・定着を図られるとともに、若い世代の人材の確保と育成にも取り組まれることを期待する。