文化創造・発信事業助成

「江戸で養蚕」PJ  区内小学生向け 体験で伝える養蚕・組紐の伝統工芸産業

団体名 江戸で養蚕の会
概要 伝統工芸である「養蚕・絹文化」を守り、継承するため、区内小学校で養蚕・組紐体験する機会を提供し、各学校で発表会を開催する。
 ・体験授業 小学校2校(日本橋小学校、久松小学校)
 ・発表会  令和7年2月 
実施時期 2024年 4月 1日 ~ 2025年 3月31日
実施場所 日本橋小学校、久松小学校

(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。

総合評価

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評価

目的  区内小学校で養蚕・組紐体験をする機会を提供することで、江戸以来の伝統工芸である「養蚕・絹文化」を守り、次代に継承する。
内容

・実施場所

体験授業 小学校2校(日本橋小学校、久松小学校)
校内発表会  令和7年2月
久松小学校校庭 桑の木「植樹会」
養蚕授業、伝統工芸品産業授業、組紐体験

日本橋小学校と山梨県南アルプス市立豊小学校 養蚕をテーマとして出張及びリモート授業を実施し、「蚕は何日かけて繭玉になるか」など、お互いの経験を語り合い、交流を図った。
猛暑で6月に800頭の蚕が死滅したが、大日本蚕糸会の協力により新たに無償で蚕を提供してもらった。
日本橋小学校、久松小学校とも各校のやり方で、上級生と下級生の間で継承された。

江戸で養蚕の会 – YouTube

実施日および会場等

〈主な事業〉
1 実施期間 2024年 4月 1日~2025年 3月31日
2  実施場所 日本橋小学校、久松小学校

事業経費  1,010,036円    助成金額 909,000 円

審査会の評価

・子どもや保護者が、桑の木の植樹から、養蚕、製糸、染色、組紐など体系的に学ぶ取組は、「養蚕・絹」の文化を守り継承するための貴重な事業である。今後も引き続き実施してほしい。

・本事業は、伝統工芸を学ぶことの手がかりになり、子どもたちの感動体験を情報発信することは、学びを深めることへの波及効果をもたらしている。

・次年度から養蚕体験を行う小学校が増え、事業規模の拡大による業務量の増加を勘案すると、現行の個人的な体制での継続は難しいのではないだろうか。
外部からの協力を仰ぎ、役割分担しながらシステムを整える事で、無理のない事業遂行のための体制を構築することが課題である。

植樹に集まった児童

桑の植樹