文化創造・発信事業助成

日本橋旦那衆映像インタビュー動画制作

団体名 一般社団法人 日本橋アーカイブス
概要 江戸以来、経済、商業、文化をリードしてきた日本橋について、自らの街のアイデンティティを再確認するため、街の発展の歴史をデジタルデータベースとして整理するアーカイブスを制作する。1年目の今回は、日本橋老舗の旦那衆にインタビューを行い、それを映像動画集にまとめ(一本当たり約3分、一人当たり2~3本の動画として編集。年間12本)、中央区立常盤小学校別館ギャラリー(2019年9月オープン予定)に無償貸与し、教育の現場などで活用してもらう。
実施時期 2019年4月~2020年3月
実施場所 常盤小学校別館ギャラリー

(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。

総合評価

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評価

目的 江戸以来、経済、商業、文化をリードしてきた日本橋について、自らの街のアイデンティティを再確認するため、街の歴史や特徴をデジタルデータとして整理し、誰もが見られるアーカイブスとすることで、コミュニティの絆を深め、歴史に恥じない街づくりの指針に役立てる。
内容
  日本橋老舗の旦那衆等にインタビューを行い、それを映像動画集にまとめ(一本当たり約3分、一人当たり2~3本の動画として編集)、区立常盤小学校別館1階ギャラリー(令和元年11月29日オープン)の「日本橋歴史アーカイブス」に設置された55インチモニターで映像を流し日本橋の歴史と文化等を紹介している。また、教育の現場などでの活用ついても関係機関等と検討している。

実施日及び会場等

〈主な事業〉

1 実施期間 平成31年4月1日~令和元年11月30日

2 実施場所 区立常盤小学校別館ギャラリー(日本橋歴史アーカイブス)

3 主な内容 日本橋老舗の旦那衆等のインタビュー映像 11名分

インタビュー内容:生い立ち、老舗稼業の歴史・文化、日本橋

の歴史・文化等

(事業経費 ¥2,252,250(補助金:¥500,000)

審査会の評価
・今も現役の企業人や関係者から具体的なメッセージとして伝えるアーカイブスである。江戸・東京の中心として、経済、商業、文化をリードしてきた日本橋の歴史や特徴をデジタルデータとして記録したことは、大いなる資源となるものである。目標としたコンテンツが完成し、公開する場所も確保したことの意味は大きい。

・しかしながら、公開場所が学校施設という制限があり入場者数が少ないことは残念である。立地場所に恵まれているので、今後、広くPRし、アーカイブスが日本橋の文化発信施設として、より有効に活用されることを期待する。また、学校教育の中で多面的な利用を図ることについて検討されることを期待する。

・活動は素晴らしいものであり、今後も続けてほしい。また、映像だけではなく、地域の歴史、古文書、当時の写真、古地図、図面、関係資料(データなど)などの充実を図り、映像と連動して展示をすると、アーカイブスとして立体感が生まれ、さらに興味深いものになる。

・制作したアーカイブスは区の文化遺産の保護継承等につながることから、広く区民等に見てもらえるようなさまざまな工夫を考え、取り組まれることを期待する。

日本橋歴史アーカイブスの案内

日本橋歴史アーカイブス内の様子